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ドンキホーテ大原孝治氏の経営手腕

いまや国内外にグループ店舗数が400店を達成したドン・キホーテ。そのドンキホーテホールディングス社長兼CEO 大原孝治氏は社長就任後も業績のギネス更新を継続しており、店舗の好調ぶりは彼の経営手腕の賜物です。ドンキホーテHDではドン・キホーテ以外にも様々な業態を持ち、商圏やロケーションに沿った出店や居抜き物件を中心に出店でのコストダウンを実施し、周辺の系列店と棲み分けて積極出店を継続できています。出店拡大が止まらない中、話題となった店舗はドン・キホーテ神保町靖国通り店です。2020年までの中期目標に掲げる500店まであと一息の所、わずか8か月でのスピード撤退を決定しました。当時、誰もが早い撤退に驚きましたが、大原孝治氏の素早い経営判断がその短期間での決断を可能にしました。閉店した神保町以外にも過去に新橋のドン・キホーテ銀座ブランド館も閉店しており、背景としてドン・キホーテはラフに買い物をする店舗であるため歓楽街では繁盛しますが、オフィス街では客層に合わなかったため撤退を即決断したと言います。

しかし、閉店によるダメージはありません。神保町も新橋も所有物件なので、店舗出店が失敗ならば次は不動産事業に転換するという損出ない経営が可能なのです。店舗にどれほどの集客が見込めるか判断し、利用客が周囲にいるのか判断する素早さが、ドン・キホーテの出店拡大を可能にしています。こういった点も大原孝治氏の経営手腕が成せる技です。閉店となると損害など負のイメージが強いですが、それさえも経営の一つの手段として捉えているからこそ、店舗拡大が出来ています。